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塩クジラを食べたことがありますか。塩釜仲卸市場で売っていたので買ってみた。懐かしく思いながら食した。私の少年期、 昭和30年代から40年代は高度成長期とはいえ、まだまだ貧しく、食生活も質素なものだった。バナナは病気の時にしか 食べられなかったし、カニの缶詰はお店をしている友人宅から無理やり?もらうしか方法がなかった。もちろん、カニの姿 は川ガニ程度しかお目にかかったことがない。家ではニワトリを飼って、卵を売っていたが食卓に上がることは稀であった。 焼肉などは食した記憶にない。そんな中で、安価でタンパク源として食べたのが塩クジラである。焼いて食べるのだが、焼き あがった肉の表面には塩が浮き出て真っ白になる。他におかずがなくてもで一切れで、ご飯2杯は軽く食べることができたと 思う。今でもあの味は忘れられない。

思い出してみると、我が家に冷蔵庫が登場したのは小学5年生の時であり、テレビも友達 と集団で他の家で見せてもらった。総じて日本中が現在と比べて貧しかったのだ。考えてみると外食などした記憶がない。転じ て現在、我が家の食卓を思う。子供はタラバガニはすでに経験済みだし、焼肉や寿司は日常的だ。バナナなんぞは逆の意味でめ ったにお目にかからない。たいした贅沢をさせているわけでもない我が家ですらこれである。私はここで「贅沢はよくない」と か「飽食文明の弊害」などと言うつもりはない。全く逆である。豊かなことはすばらしいと言いたいのだ。そしてこの豊かさを 50年後の日本人にも残してあげたい。

「弊害」は必ず知恵で撃退できる。そして、その知恵を身につけることが学問の目的であることは言うまででもない。

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